Neo Sister’s Story





即興SS 「おひるね(仮)」


「お兄ちゃん、お茶が入ったから一緒に飲もうって……あれ?」

 どうやらお兄ちゃん、お昼寝中みたいです……。でも、こんなにお日様の光が心地好かったら、眠くなっちゃうのも仕方ないですね……

 それでも床にシャツ一枚でおフトンもかけないで寝ていたら風邪を引いちゃうかもしれません。そう思って若菜はお兄ちゃんの体にタオルケットをかけてあげようとしたんですケド……

「あ、ゴメンナサイ。起こしちゃいましたか?」

 お兄ちゃんの体にタオルケットをかけてあげると、お兄ちゃんが目を覚ましちゃいました。でも、お兄ちゃんは若菜ににっこり微笑みかけて「ありがとう」って言ってくれて……。お兄ちゃん、まだ眠り足りないのカナ……? あ、だったら──

「お兄ちゃん、若菜が膝枕してあげましょうか?」

 若菜が言うと、お兄ちゃんは少し驚いたようなお顔をしていましたケド、ちょっと恥ずかしそうに微笑みながら「それじゃあお願いしようかな?」って言ってくれたんです。

 若菜が正座をすると、お兄ちゃんが若菜の太ももに頭を載せてきて……それからまた、すやすやと眠り始めました。

 膝枕をしてあげると、お兄ちゃんの顔がこんなに間近にあるんですね…… クスッ、お兄ちゃんの寝顔って、なんだか可愛いナ……

 それにしてもこんなあたたかい陽だまりの中でおにいちゃんの寝顔を見ていたら、なんだか若菜まで眠くなってきちゃいました……Zzz……

    *    *    *

「まったく、若菜ったらお兄様を呼びに行くだけで何分かかって……あら?」

 もう……なかなか戻ってこないと思ったらお兄様と一緒にお昼寝してたのね。それにしてもお兄様に膝枕までしてあげちゃうなんて……ずるいぞ、若菜。

 こうなったらわたしも一緒にお昼寝しちゃお☆

 わたしは若菜を起こさないようにそっと若菜に寄り添い、肩に頭を凭れかけた。

 それじゃあおやすみなさい、お兄様、若菜。夢の中でも、三人一緒だったらいいな……

(fin.)





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